自分をサボらずに生きる

スマトラ島のバニュマス村10回の滞在経験から感じること

 
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2019年4月からスマトラ島のとある村で自然と共存しながら暮らしています。管理ゼロでコミュニティーが自然と動き出す循環型コミュニティーの運営と、執筆、17ライブで鼻笛の演奏をしています。 変化を受け入れ流れに従って生きています。
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こんにちは!

ただいま旦那の実家のスマトラ島に来ています^^

背景からジャングル感を感じていただけますでしょうか。

 

ここの地域はスマトラ島のバニュマスという村です。

私の滞在ももう10回目になりました。

桶に水をくんで手でお尻を洗うインドネシア式のトイレも、水のシャワーも、手洗い洗濯もなれました(笑)

どこでも生きていけそうなイメージの私だと思いますが、10年前はあまりにもの衝撃で「帰りたい」と泣いて部屋に閉じこもりました。

一番辛かったのはトイレと水シャワー。

 

最初はお湯にしてもらったり、日本から水にながせるティッシュを持って行っていましたが、今はもう完全に現地で生きていけるまでに成長しました^^

10年かかったな・・・

言い方が悪いですが日本は便利すぎて甘やかされている感じがします。

ここにきていると「生きている」という感覚がすごくわきますね。

五感を使い、自然と共存し、自分の感覚も研ぎ澄まされていく感じがしています。

日本だと家に虫がいると排除しますがこちらではお友達感覚。

ヤモリが蚊を食べてくれるので家にたくさんヤモリがいるとありがたい。

 

朝は目覚まし時計ではなく、ニワトリのコケコッコーで目覚める朝は最高ですよ!

さて、前置きが長くなりましたが、ここバニュマスに10年通った私がこの村組織から学んだことを書いていきたいと思います。

私の視点で、私が体で感じ取ったことです。

時間のゆとりは心の豊かさと直結

この村は自分の家の前で食べ物を売ったり、畑で育てたものを市場で売ったりして生活をしている方がほとんどです。

日中は人とおしゃべりしたり昼寝をしたりのんびりしています。

時間が「ある」というのは心の豊かさと直結しているなと感じます。

日本人が時間をきっちり決めるのは、忙しい日本人が時間を「失う恐れ」を感じるからじゃないのかなと思います。

全て予定通りにいけば時間も有効に使えますからね。

予定通りにいかなかったり遅れたり待たされたりするとイライラするのは時間を「奪われる」と感じるからじゃないのかなと思います。

こちらは時間の概念があまりないのでいろんなことが突然変更しますし、飛行機ですら50分遅れます(笑)

ジョグジャからスマトラ行きの飛行機でかなり待たされましたからね。

それでも誰も怒らないし、ただひたすら待ちます。

まあ、次の予定も控えてないないので気楽に待てるのかもしれませんが。

国際線の乗り継ぎがあるときは5時間ぐらい余裕を持って飛行機の予約を取ることをお勧めします!

インドネシア語には「ジャム カレット(ゴムの時間)」という言葉があります。

時間はゴムのように伸びるものという意味です。

彼らは時間に対してそう捉えているんですね。

餓死する恐れがない

近所に遊びに行ったりするのですが、その度に食べるものが出てきます。

こちらでは挨拶のように会うたびに「ご飯食べた?」と聞いてきます。

みんなと食べるものを分かち合うというのがこちらの考えなのかな?

ひどいときは1日何食??というぐらい食べるときがあります(笑)

でかける食べに「食べて食べて」といろんなものを食べさせてくれます。

ここには餓死する恐れはありません。

たとえお金がなくなったとしても食べ物はもらえるだろうし、自然の恵みもいっぱい。

ここではお金がなくても「生きる」という最低限のことは保証されているように感じます。

日本も形は違えどいろんな事情があれば生活保護があったり、生きていく上でのサポートは万全なはずですが、不安や恐れでお金を溜め込もうとするのはなぜだろう?

それなりの服を着なければ恥ずかしいとか、それなりの生活をしなければ恥ずかしいとか、周りの目が気になるからでしょうか?

ここは物質的な豊かさは正直ないです。

でも、心の豊かさは日本よりもはるかに高いと感じます。

生きているのは「今」

今をすごく楽しんでいるように感じます。

子育てはみんなでする

うちは2人子供がいるのですが、2人とも0歳からこちらに来ています。

こちらに来ると抱っこも、食事も、お風呂も全部手伝ってくれます。

私の役割がなくなるぐらい(笑)

私がたまたま帰省中だからかなと思っていたのですが、子育ては大変だからみんなで協力するものって言っていました。

こちらって年子の子供ってほとんどいないんですよ。

大変だから3歳ぐらいでひと段落して次を考えるみたいです。

だから3歳4歳離れているのがほとんどです。

日本は次々産んで一人でどうやって子育てするの?って昔聞かれたことがあります。

こちらの方は、みんな時間はあるので、比較的預けたい時に子供たちをみといてもらえます。

時間のゆとりの大切さをここでも感じます。

子育てする上で安心なコミュニティーがここにはあります。

4つの幸せの習慣

ちょっと話がそれますが、世界で一番幸せな国フィジーの世界で一番非常識な幸福論をにこんな4つの習慣が書いていました。

・物もお金も共有する習慣がある

・自分にも他人にもテキトーな習慣

・どんな時も現在にフォーカスする習慣

・光の速さで「つながり」を作る習慣

この村もこの4つのほとんどが当てはまっています。

「物もお金も共有」という部分では全て共有されているわけではありませんが、「子育てや生活、食事の面」で共有というのは常にされています。

共有は心の安らぎになるんだと思います。

循環しているのでそこには「失う恐れ」がないから。

心豊かな人には共通の習慣があるんだなと思いました。

私も何度もなんども読んだ本ですのでよかったら読んでみてくださいね^^

最後に

10年前「2度と来るかー!」って旦那に捨て台詞を捨てたぐらいここは「無理!」って思う場所でした。

不便で不衛生。

私は当時そういう視点でこの村を見ていました。

それが今は心地良さを感じています。

私はずーっと物質的に満たされていることが自分の豊かさだと思っていました。

どんだけ欲しいものを手に入れても一瞬の喜びは手に入るものの、幸せにはなれずずっと幸せ探しをしていました。

8年前に起業し、自分が欲しい金額を稼げるようになり、欲しいものを手に入れ、ベビー系の中では認知される講師になりましたが、一瞬の喜びでそこに「豊かさ」はありませんでした。

それどころか「もっともっと」稼ぎたい、もっともっと欲しいとなり、それは永遠に続く。

最初は追いかけることも刺激でしたが、そこにはゴールがなくて、だんだん追いかけるのがしんどくなっていきました。

「今ある、今満たされている」ことに気づいた瞬間自分の内側がどんどん満たされていきました。

そしてこの村の豊かさにも気づきました。

普段は年に1度しか帰らないのですが、私の強い希望で2度目の帰省です(笑)

文章には書ききれない面白いこともたくさん経験してきました!

9月15日札幌にいきますので、よかったら会いに来てくださいね。

「自分を解放しよう!」というテーマでお話ししますので生きづらさを感じている方や、心のブロックで前に進めない方は遊びに来る価値ありますよ♪

主催者の奈緒さんとの対談もよかったらご覧くださいね。

 

信頼と自由で成り立つ管理ゼロの循環型コミュニティー

一人一人が運営者となり主体的に動くのが

「大人の自由研究」

自分らしく楽しく生き、そして遊び心いっぱいの人たちの集まりです。

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