個人個人が自立したオンラインコミュニティーとは
スマトラ島からこんにちは!中野美紀子です。
私は2014年からオンラインサロンを運営していて、管理していたコミュニティーから管理ゼロのコミュニティーに移行しました。
自然と同じように常に与え合う循環するコミュニティーになっています。
何も知らない人がぽつっと入ると一見カオスに見えると思います。
カオスの中で自分勝手に楽しんでいる集団。
でもしっかり一人一人を観察すると、個人個人が自立しているんだなと感じています。
個人個人が自立しているオンラインサロンにするためにやってきたことをまとめてみました。
余計なお知らせはしない
余計な(過度の)お知らせは人を依存させます。
フェイスブックグループを使ったコミュニティー運営に特化して書きていきたいと思います。
よかれと思ってチャットグループを作ってまめに連絡をとっていませんか?
「リマインドありがとうございます」
の声に「リマインドしてよかった」なんて思っていませんか?
もちろんリマインドってきめ細やかな対応で素晴らしいとは思います。
でもフェイスブックのグループでイベント作ってグループでお知らせをしていたらそれ以上にいりますか?
「明日イベントですよー」とグループでつぶやくだけよくないですか?
これを言うと「グループをちゃんとみていない人もいるので」って言う言葉が返ってきます。
みなさんお金を払って参加してるんですよね?
見る責任も見ない責任も参加者ご本人です。
たまたま明日グループでイベントがありますので私はこんなリマインドをグループでしました。
このリマインドについてどう思うか10秒ぐらいで考えてみてください。
普段きめ細やかにリマインドしている方は何これ?これだけ?ってもしかして思った方もいるかもしれません。
私はこの中に最大の配慮を込めてリマインドしています。
「ドタ参加や途中の入退室、耳だけ参加もOKです。録画も残しますのでご安心くださいませ。」
・こんなイベントあったの?と今気づいた人や当日気づいた人も気軽に入っていいよという許可
・参加間に合うかな?最後までいれるかな?と不安を抱えている人に気軽に入っていいよという許可
・顔だしたくないなー、意見したくないな、聞くだけにしたいなという人にコソコソ参加してもいいよという許可
・事前に日程を拘束されるのが嫌で参加は押してなかったけどタイミングが合うからふらっと参加したいなという人への許可
・イベント見逃してこの時間に予定入れてしまった・・・という人にこのイベントに参加できなくても録画もあるからしっかり情報は受け取ってもらえますよという安心感
これでだいたい多様な方々全員に対しての許可を出せたんじゃないかなと思っています。
たった3行のリマインドですが私の全ての愛を注いでいます。
これでも全く響かなかったり届かなかったりした場合は、このイベントはその人に必要ないということです。
70人も80人も100人もいれば同じように興味が湧くわけがありません。
しっかりそれを受け入れることです。
でね、ここからもっと面白いのが、この時全然興味がなくても、その後どんどん盛り上がり出したら喰い付いてく人もいてるんですよ(笑)
それも含めて全部丸ごとOK!
相手のタイミングをいつも待つ
どうしても人を動かしたくなりますよね。
動かしたくなるというより、動いて欲しい!自分ばっかり動いてる!そんな風に思っている人が多いと思います。
「動いて欲しい」はコントロールのエネルギーなのでますます人は動かなくなります。
人にはその人の個性によって動きたくなる言葉や、興味関心、タイミングが違います。
それを丸ごと受け入れることです。
ずーっと反応がない人もいます。
じゃあ反応がないイコール参加していないですか?
お金を払っている以上、自分の選択でそこの場にいます。
嫌なら退会します。
反応ないけど急に自分のタイミングで出てくる人もいれば、ずーっと走ってくれてちょっと疲れて休んでまた走ってくれる人もいます。
どんなスタイルでもOKと認めて受け入れることが大事なんじゃないかなと思います。
オンラインの特性を十分に生かす
私はこれを制したものはオンラインサロンを制すと思っています。
今まで書いてきたことと重なる部分もありますが、オンラインのいいところは24時間いつでもアクセスできるということ。
時差のある国の人とも繋がれます。
逆に言うとみんなで同じ時間に一緒に何かをするというのは難しいです。
ZOOMでのイベントもやっていますが、時間を合わせてみんなで何かをするということをメインにしちゃうと負担が大きくなります。
そう考えた時に、この場を活性加させるには自分の好きなタイミングで人と関わることだと思います。
相手ももちろんそうです。
オンラインサロンは特に1つだけ所属しているというのはもう少なくなってきていると思います。
いろんな人がいろんな居場所を求め始めています。
そうなるとますます情報見るだけに参加する人も増えてきます。
私はそれもOKだと思っています。
ですので、上の話と繋がってきますが、よかれと思って過度のリマインドを送っていると、ストレスに感じる場合があります。
関わりあうことだけがオンラインのコミュニティーだとは思っていません。
好きな時に、好きな場所で、好きなタイミングで参加できるのがオンラインコミュニティー。
これはオンラインの特徴だと思います。
リアルのコミュニティーは関わり合って信頼貯金を積み重ねることが大切です。
それは今、私は村に住んでいるので村のリアルなコミュニティーから感じています。
私が作っているのはオンラインなので、オンラインの特徴を最大限に生かし、みんなが心地よい空間にすることを心がけています。
みんなで揃って何かをするというのは難しいですが、多様な人たちみんなが心地よいと思える場を作ることは可能です!
最後に
「信頼して任せること」と、「チャンスを奪わないこと」はすごく大切にしています。
何をしても大丈夫、安心安全な場所であると人は自然と動き出します。
この安心安全な場所作りに最初サロンオーナーさんはしんどさを感じるんじゃないかなと思います。
しんどいのは最初だけです。
自然の循環サイクルができたらあとは流れにのってみんなで楽しむだけです。
チャンスを奪わないということですが、過度な親切はしないよう心がけています。
コミュニティーのイベント参加は自分で決めて欲しいので過度なリマインドは送らない。
部活を始めたいと言う時も「こうしてください、ああして下さい」とは言わずに、まずは自分で作ってもらって困ってそうな時に適度に助けます。
その方が部長のカラーが出て面白いんですよ!
私のオンラインサロンは大人の自由研究本体と、11個の部活があります。
ずーっとアクティブに動いているものもあれば、お休みをしながら動いているものもあったり、時々動くものもあったり、成熟して次のステージに行くために部活を閉じる人もいます。
作ったからには頑張って運営しなさい!的なこともありません。
「いやになったらやめたらいいやん」っていつも言っています。
人はやっていることも考えていることも移り変わっていきます。
コミュニティーは一人一人が集まった集合体です。
コントロールなんてできるものではありません。
それを知り、よくも悪くも自然の流れに任せて運営しています。
よかったら覗いてみてくださいね。
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