Japanese Podcast EP68 日本の小学校の教育

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みなさんこんにちは、みきこです。

私のPodcastを聞いてくれてありがとうございます。

このPodcastは日本語勉強中の方向けにお届けしています。

日本の文化や、私が日々の暮らしから感じていることや体験したことなどを日本語で話しています。

スクリプトはホームページに無料で公開していますのでよかったらそちらも見てくださいね。

はい、あのー前回小学校の手厚いサポートの話をしたと思うんですが、今日は小学校の教育について話したいと思います。

というのも、入学のしおりをもらったら、そこにいろいろ記載されていて、すごいなー!って思うことがあったので・・・

あっ、前回話していたゼッケンをつけたり、全てのものに名前を書くのは終わりましたよ!

めっちゃ大変でしたー。

でも、なんとか終わらせました。

はい、ということで今日のテーマに入りたいと思います。

入学のしおりに「学校教育の目標」というのが掲げられていたのでシェアしたいと思います。

これはもちろん学校によって違うと思います。

娘が通う学校では、「人権感覚を磨き、多様性を認めることで、自他の「いのち」を大切にし、学びを生きる力に繋げることのできる、心身ともに健やかな児童の育成を目指す。」と書かれていました。

「多様性を認める」という言葉はここ数年で本当に多くなってきたなと思います。

日本の歴史の中で、鎖国をしていた時代がありました。

ですので閉鎖的な部分が残っていることを感じることもあります。

でも最近は外国人もたくさん増えてきたし、いろんな個性を持つ子供も増えてきたので、同調圧力からは解放されつつあるのかなと思います。

「自他の命を大切にする」ということは「思いやり」の部分かなと思います。

日本人の特徴として、他人への思いやりというのは強い部分だと思います。

「心身ともに健やか」というのは、心も体も元気ということです。

この教育目標をみて、なるほど!こうして教育の中で「日本人」というのができあがっていってるんだなと改めて思いました。

小学校って6年ありますからね。

ここでの教育って日本人のベースとなる部分だと思います。

あとはもちろん家庭での教育っていうのもあると思いますが。

えっとー、箇条書きで3つのことが書かれていました。

めざす児童像

まあ、こんなふうな児童に育って欲しいということですね。

1つ目は、すすんで学び、つながり合える子(知)

かっこ書きで「知る」という漢字が書かれているんですが、これは知識をつけることを指しているんでしょうね。

それから2つ目は、自分を大切にし、まわりの人も大切にする子(徳)

かっこ書きで「徳」と書かれているんですが、徳というのは「人の良い行い」の意味を指します。 

日本ではよく「徳を積みましょう」なんて言われるんですが、徳を積むとは「良いことを重ねる」という意味です。

ですのでここでは自分にも人にも良い行いをしましょうということが書かれているのかなと思います。

それから3つ目は、心身ともに健やかな子(体)

かっこ書きには「体」と書かれています。

これはもうそのままですね。

心身ともに健やかな子供に育つことを目指していますね。

日本人の他人に対する思いやりはこうして育まれていくんだな〜と改めて思いました。

それから、親へのお願いもありました!

それもシェアしたいと思います。

これも日本人らしいなと思ったので。

【入学までにお願いしておきたいこと】

まずは交通安全について書かれていました。

1つ目は、車には十分気をつけて、道路の歩き方、横断の仕方など交通ルールを知らせておいてください。

これも小さい頃から道路を渡る時など親が子供にしっかり教育していますね。

あとは、保育園や幼稚園でも課外活動で外にいくこともあるので、その時などに徹底して教えられています。

赤信号はとまりましょう。

道路を渡る時は横断歩道を渡りましょう。

道路を渡る時は左右を確認してから渡りましょう。

とかね。

2つ目は、学校では比較的安全な通学路を決めており、登下校は必ずこの道を通るようにしています。

日本では集団登校といって、決められた地域の人が集まって子供達で学校に行きます。

最近は子供達だけじゃなくて大人もついていくところもありますが・・・

何かあったときに通学路を見に行って確認できるように、必ず決められた通学路を通って学校に行きます。

はい、それから3つ目は、集団登校ですので、自分の地区、班名と隣近所の上級生の名前や顔を覚えておいてください。

これも万が一何かあったときに助けになるので覚えておく必要があります。

何かあった時のリスク管理がちゃんとされていますね。

交通安全については以上です。

それから今度は「自分のことは自分でできるようにさせてください」とありました。

例えば服を自分で着たり、準備を自分でしたり、親のお手伝いをしたりなどです。

自分でさせる理由として、学校という集団生活をスムーズに自信を持って過ごしていくために「自立心」を育てることはとても大切だそうです。

みんな自分でやっていることが自分だけできないと自信がなくなりますもんね。

ですので、普段から家で自分のことは自分でできるようにするように学校からも促されています。

それから挨拶です。

あいさつや返事ができるようにしてください、と書かれていました。

「はい」「おはようございます」「さようなら」「行ってきます」「ただいま」「ありがとうございます」「ごめんなさい」など。

あいさつは、人との関わり、コミュニケーションの基本ですから。

子供の頃から挨拶の大切さについてはすごく言われていました。

特に「はい」の返事は幼稚園の時からしっかりと教えられます。

それから健康についても書かれていました。

健康について

今までより朝が早くなります。

また、集団生活、登下校、学習の緊張等で当初は疲れやすくなるかもしれません。次のようなことに気をつけてあげてください。

・睡眠時間等の生活リズム

・日常的な健康観察(顔色、表情等)

入学に関してお子様に過度の緊張や不安を抱かせることのないようご配慮ください。

早寝早起きの生活リズムをつけるようにはすごく言われますね。

子供は9時には寝ましょう、ってよく言われていました。

インドネシアにいた時は9時まで遊んでましたけどね・・・

インドネシアは日中暑いので日中あまり外で遊ばないんです。

ですから移動遊園地とかも夜に来るので夜に遊ぶことが多かったです。

その代わり昼寝しますけどね。

国によってもこの生活リズムって違いますよね。

日本の生活リズムに慣れるように配慮してあげるのも親の仕事ですね。

それから最後にその他としてこんなことが書かれていました。

・自分の名前が読めるようにしておいてください。

・1年生が使うのは洋式トイレですが、まだ学校には和式も残っているので和式トイレが使えるのがのぞましいです。

・1回の食事を30分程度でできるようにしてください

あっ!自分の名前、漢字で読み書きができない!と焦って今練習しています。

トイレはインドネシアで和式と同じスタイルのトイレがあったので大丈夫そうです。

それから日本では給食の時間が決まっているので、その時間で食べられるようにということも言われています。

以上が、入学までにお願いしておきたいことです。

みなさん、聞いてみていかがでしたか?

自分の国では考えられないことはありましたか?それとも同じような感じですか?

私はインドネシア生活を6年もしていたのでリスク管理や、学校生活が楽しめるように配慮してくれていることがすごいな!と思いました。

昔は全て当たり前になっていてなんの気づきもありませんでしたが、海外にでたことで日本の学校の素晴らしさにもあらためて気づきました。

はい、ということで、今日は日本の小学校の教育についてお話ししました。

最後まで聞いてくれてありがとうございました。

ほなまたねー!(じゃあまたね)

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