Japanese Podcast EP54 よく使う大阪弁について

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Script(Japanese)

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みなさんこんにちは、みきこです。

私のPodcastを聞いてくれてありがとうございます。

このPodcastは日本語勉強中の方向けにお届けしています。

日本の文化や、私が日々の暮らしから感じていることや体験したことなどを日本語で話しています。

スクリプトはホームページに無料で公開していますのでよかったらそちらも見てくださいね。

さて、今日は私の得意な大阪弁について話したいと思います。

大阪弁とは、関西地方で話されている方言の一つです。

特に大阪の人が使う言葉は「大阪弁」と呼ばれています。

細かく言うと、大阪でも北の方と南の方では少し違うんですけどね。

私は北の方出身なので、南の方の人と話すとすぐ、あ〜南の人だなってわかります。

大阪弁は親しみやすくてテンポのいい言葉が多いです。

大阪弁って怖いとか、きつく聞こえるっていう人もいるんですが、外国人の方に聞くと、かっこいい!って言われることが多いです。

音の響きでしょうか?

私の学生たちも、「先生、大阪弁教えて!」とよく言ってきます。

EP8の大阪の人はフレンドリー?でも少し話しているのでよかったらそちらも聞いてくださいね。

私は大阪生まれの大阪育ちなんで普段はバリバリの大阪弁です。

もしかするとイントネーションは普段から大阪訛りが出ているかもしれませんけどね。

今日はねー、全部大阪弁で話そうかと思ったんですが、それはさすがに聞いている方は難しいかな?と思って、やめました。

でもいつもPodcastの最後だけ大阪弁を使っています。

「ほなまたねーっ」て

「じゃあ」を大阪弁では「ほな」といいます。

「じゃあまたねー」を大阪弁で「ほなまたねー」っていいます。

今日は最初にちょっと方言ってなに?って話をしてから大阪弁の紹介をしようと思います。

方言っていうのは、特定の地域で使われる、その土地ならではの言葉や言い回しのことです。

きっと、どの国にも方言はありますよね?

日本では、地域ごとに発音や言葉の使い方が少しちがったりします。

それぞれの地方で独自の言葉が発展してきたようです。

例えば、関東の人は「ありがとう」って言うけど、大阪では「おおきに」っていう言葉があります。

「おおきに」っていう言葉はあるんですが、最近はあまり聞かなくなりました。

昔ながらの商店街のおじさんは使ったりしますけどね。

商売している人がよく使っていました。

若い世代はもう使っていないと思います。

まあ、こんなふうに、同じ意味の言葉でも、地域によって違う表現が使われるのが「方言」です。

それに、方言って単なる言葉の違いじゃなくて、その土地の文化や歴史が反映されています。

例えば、大阪は商人の町として発展してきたので、会話のテンポが速くて、親しみやすい表現が多いです。

一方で、東北地方は寒い地域なので、口をあまり大きく開けずに話すことが多くて、それが独特の発音につながったとも言われています。

東北の方言はイントネーションが特徴的で、九州の方言は語尾が特徴的だと言われています。

私、個人的には博多弁が可愛くて好きです。

「何をしているの」が「なんしよーと」ってなります。

沖縄の方言はもう方言を通り越して外国語みたいです。

私は全然わからないです。

でも方言がわからなくても大丈夫です。

みんなが勉強している日本語で十分です。

でも興味があればプラスアルファとして勉強しても面白いかもしれませんね。

さて、ここからが本題です!

よく使う大阪弁を紹介しようと思います。

関西弁と大阪弁は違うんですか?って聞かれたことがあるんですが、関西弁は基本的に京都府、滋賀県、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、三重県のことばを指しています。

大阪弁は、関西弁の中のひとつです。

関西訛りというくくりでみると似ているのかもしれませんが、各地域でやはり少し違いがあります。

今日は大阪弁のお話しをしますね。

私が日常的に使っている代表的な言葉は、あかん、ちゃう、おもろい、しんどい、なんぼ?、しゃーない、しらんけど、です。

じゃあ、ちょっと意味も説明していきますね。

「あかん」はダメの意味です。

例えば子供に「それお姉ちゃんのやから食べたらあかんで!」みたいな感じで使います。

今、お姉ちゃんのやからって「やから」をつかったんですが、「やから」は「だから」のことです。

「それお姉ちゃんのだから食べたらダメよ!」っていう意味になります。

それから「ちゃう」

これは学校の先生と話している時に無意識にでているようです。

先生に言われました・・・

みきこ先生はよく「ちゃう」って使いますがそれって「ちがう」の意味ですか?って。

はい、その通りです!「ちゃう」は、「ちがう」の意味です。

それから「おもろい」これはなんとなくわかりますよね?

「おもしろい」のことです。

「すごく面白い」のことを「めっちゃおもろい」って言います。

それから「しんどい」はなんでしょう?

「しんどい」は「疲れた」の意味です。

実は「しんどい」が大阪弁だと知ったのは日本語教師になってからです。

同僚の先生に通じなかったので調べたら関西弁だと出てきたんです。

もう小さい頃から使ってる言葉ってそれが標準語なのか大阪弁なのかわからない時があります。

はい、それから「なんぼ?」

これは「いくら?」と同じ意味です。

例えば「この服なんぼしたん?」「この服いくらしたの?」みたいに使います。

お店で「これなんぼですか?」も使います。

それから「しゃーない」

これは「しかたがない」の意味です。

そうそう、どんまい(don’t mind)のことを大阪弁では「しゃーない、しゃーない」って言います。

例えば「試験おちたんです」

「しゃーない、しゃーない、次頑張って!」みたいに使います。

それから最後は「しらんけど」です。

これは、正しいかわからない時に、会話の最後に「しらんけど」って使います。

例えばこんなふうに使います。

「今年はボーナスが上がるらしいよ。知らんけど。」みたいな感じです。

ボーナスが上がるって会社の噂で聞いたけど本当かどうかわからない時、こんなふうに使います。

結構便利な言葉で、私はよく使っています。

はい、よく使う大阪弁について話したんですが、大阪弁には独特の語尾があるのでそれもお話しておきますね。

例えばこんな感じです。

「今日仕事やねん」

「これおいしいやろ?」

「もう宿題したで」

「明日学校やんな?」

はい、「~やねん、~やろ、~で、やんな?」が代表的な語尾です。

「今日仕事やねん」は「仕事なの」「やねん」は「なの」と同じ意味です。

それから「これおいしいやろ?」は「これおいしいでしょ?」「やろ?」は「でしょ?」と同じ意味です。

それから、「もう宿題したで」は「もう宿題したよ」「で」は「よ」と同じ意味です。

それから、「明日学校やんな?」は「明日学校だよね?」「やんな?」は「だよね?」と同じ意味です。

こんな感じで方言は地域によって語尾やイントネーションが変わります。

もちろんさっき紹介したように言葉も違うこともありますけどね。

方言ってもとは限定された地域のものですが、移動していっていろんな地域で使われていることもあります。

例えば「めっちゃ」は大阪弁でしたが、全国的に使われています。

めっちゃは「とても」とか「すごい」と同じ意味です。

「めっちゃおいしい」「今日はめっちゃあつい」みたいに使います。

ただ、大阪と東京ではアクセントが違います。

大阪は「めっちゃ」それから東京は「めっちゃ」

それから東京ではめっちゃを「超」と言います。

「超おいしい」とか「超あつい」とか。

言葉って面白いですね。

今日話した中でみなさんはどんな言葉を聞いたことがありますか?

何か質問などありましたら遠慮なくコメントしてくださいね。

はい、今日はここまでです。

最後まで聞いてくれてありがとうございました。

ほなまたねー!(じゃあまたね)

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