Japanese Podcast EP28 日本の会社員について

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みなさんこんにちは、みきこです。

このPodcastでは日本の文化や日本語学校ではあまり習わないような言葉や表現などをお話ししています。

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さて、今日のテーマは「日本の会社員について」です。

私は普段、日本で働きたい人向けに日本語を教えているので、会社員の給料や休暇や働く時間などをよく聞かれます。

ですので今日は日本の会社員について話そうと思います。

まずは一番気になる給料についてです。

日本では、地域によって最低賃金が違います。

たとえば、2024年の最低賃金は東京都で1時間1,113円、大阪では1時間1,058円です。

これは2024年現在なので今後変わる予定はあります。

先ほど時給で書きましたが、会社員の給料は時給計算ではなくて、月給が決められています。

そして、月に一度支払われることが多いです。

日本の会社員は、週に40時間働くことが一般的です。

ですので1日で計算すると8時間働きます。

勤務時間は会社によって違いますが、多くの会社では、朝9時から夕方6時までが基本の勤務時間です。

これで大阪のサラリーマンの月給を計算してみますね!

はい、計算したら168,000円でした。

パッとこの金額を聞いてどうですか?

まあ、これは最低賃金で計算していますのでね。

職種によって給料も全然違います。

でも残念ながらこの給料は全額もらえないんです・・・

日本の会社員は、給料の一部が税金や年金のために引かれます。

まず、所得税や住民税という税金が引かれます。

次に、健康保険や厚生年金の保険料も引かれます。

これらは、国や社会のために必要なものなので給料から引かれます。

ですので、給料が168,000円だとしても、手取りはもう少し少なくなります。

だいたい15%から20%ぐらい引かれます。

手取りというのは給料から税金や保険などが引かれて実際に支払われる給料のことです。

みなさんの国ではどうですか?

同じように税金や保険などが給料から引かれますか?

はい、それから給料の話のついでにボーナスの話もします。

多くの会社では、半年ごとに査定を行って、年に2回ボーナスを支給します。

通常、夏(6月〜7月)と冬(12月〜1月)に支払われます。

ボーナスは、会社ごとに決められた査定期間の業績や個人のパフォーマンスをもとに支給されます。

ボーナスの額は、給料の何ヶ月分かで表されることが一般的です。

多くの場合、夏と冬それぞれ1ヶ月〜2ヶ月分の給料が支給されます。

ですので、年に合計2ヶ月〜4ヶ月分の給料がボーナスとして支払われるということですね。

でも、会社の業績や個人の評価によって異なることもありますので注意が必要です。

はい、では次に残業時間についてです。

残業時間も気になりますよね?

日本人って、いっぱい働いているイメージがないですか?

「過労死」という言葉もあるぐらいですからね。

過労死とは、働きすぎが原因で命を落とすことです。

長時間の労働や過度なストレスが原因で、心臓発作や脳卒中などを引き起こすことがあるそうです。

過労死は1980年代に社会問題として注目されていました。

ですので、働きすぎを防ぐため、残業時間に上限があります。

法律で決められた上限は月に45時間、年間で360時間までです。

ただし、特別な理由がある場合は、月60時間まで残業できる場合もあります。

でも、会社によっては「残業はできるだけ少なくする」方針があって、残業時間の管理が厳しくなっているところも増えているそうです。

はい、では次は有給休暇についてです。

日本では、有給休暇という休みを取ることができます。

これはきっと日本に限らずどこの国にもありますよね。

有給休暇というのは、取得しても給料が減額されない休暇のことです。

一定期間勤続した労働者に対して、心と体の疲労を回復して、ゆとりある生活を保障するために与えられた休暇です。

有給休暇は、会社に入社してから6か月後に与えられます。

最初は、10日間もらえますが、長く働くほど増えていきます。

でも、実際には、有給休暇を取るのが難しいと感じる人もいます。

上司や同僚に「迷惑をかけたくない」という気持ちから、休みを遠慮することがあります。

これは日本人ならではかな?

有給休暇は労働者に与えられた権利なんだから本当は堂々と使っても良さそうですけどね。

日本人はどうしても遠慮がちになっちゃいますね。

はい、では次は日本の祝日についてです。

日本には、年間16日の祝日があります。

これらの祝日は国が決めたもので、カレンダー通りに働いている会社員は休むことができます。

そして、祝日には「ハッピーマンデー制度」と呼ばれるルールもあるんです。

これは、祝日が月曜日に移動する制度です。

3連休が増えるように祝日を月曜日に持ってきています。

例えば、1月にある成人の日は1月の第2月曜日です。

ですので毎年成人の日は変わります。

3連休があると、旅行に行ったり、ゆっくり休んだりすることができるのでいい制度ですよね。

はい、では最後に日本の会社で働く心得です。

これについては、以前ビジネス用語「報連相」のところでも話しているので、よかったらそちらも合わせて聞いてくださいね。

みなさん知っての通り、日本では「時間を守ること」がとても大切です。

ですので、大体5分前か10分前には出社します。

それから社内で人とすれ違ったら、「お疲れ様です」と挨拶します。

私は普通だと思っていたのですが、中国人の生徒に「知らない同僚に挨拶されたんですがそれって普通ですか?」って聞かれました。

例えば私の場合、学校で働いています。

休憩時間に職員室に戻ったら「お疲れ様です」と他の先生たちに挨拶をします。

あと、他の先生のクラスの前で先生とすれ違ったらその時も「お疲れ様です」と挨拶をします。

はい、それから体調管理も大切にしています。

病気は急になるものなので、急に休むと他の人に迷惑をかけます。

有給休暇のところでも話しましたが、日本人は人に迷惑かけることをすごく嫌がりますので、みんな体調管理をしっかりしています。

まあ、そうはいっても病気になる時は病気になるので、その時は休んでも全然問題ありません。

はい、ということで今日はここまでです。

今日は、日本の会社員についてお話ししました。

みなさんの国と比べてみてどうでしたか?

最後まで聞いてくれてありがとうございました。

ほなまたね!(じゃあまたね)

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