Script(Japanese)
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みなさんこんにちは、みきこです。
このPodcastでは日本の文化や日本語学校ではあまり習わないような言葉や表現などをお話ししています。
日本人が日本語で話していますので、リスニングの練習にも使ってくださいね。
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さて、今日のテーマは、日本語の会話の中でとっても重要な「あいづち」についてお話ししたいと思います。
あいづちをうまく使うことで、相手とのコミュニケーションがよりスムーズになって、会話がもっと楽しくなります。
会話をするなら最低限のあいづちは知っておいた方がいいです。
あいづちってたくさんあるんですが、今日は5種類のあいづちを紹介します。
まず、あいづちとはなんなのかを理解しておきましょう。
あいづちとは、相手が話している時に合いの手を入れるように短い言葉や音を発することで、相手の話をしっかりと聞いていることを示すものです。
英語で言うと「uh-huh」や「I see」にあたるものです。
なぜあいづちが大切なのか?
あいづちは、単なる「うん」や「そうなんだ」といったリアクションだけではないんです。
相手が話しやすくなって、会話が続くように促す大切な要素です。
これを上手に使うことで、自然なコミュニケーションができるようになるし、日本人の話し方により近づけることができると思います。
それでは、代表的なあいづちをいくつか紹介しますね。
それぞれのあいづちが持つ意味や使い方についても説明します。
まず1つ目
「うん」「うんうん」です。
意味は、相手の話に対して肯定的な反応を示す一番シンプルなあいづちです。
使い方は、話を聞きながら「うん」や「うんうん」と言うことで、相手に話を続けるよう促します。
軽く頷きながら使うとより自然です。
ちょっと会話の例を見てみましょう。
友人との日常会話です。
AさんとBさんが話しています。
A:「昨日、映画を観に行ったんだけど、すごく面白かったよ。」
B:「うんうん、それでどんな映画だったの?」
A:「アクション映画で、最後までハラハラドキドキしたよ。」
B:「うん、私もアクション映画好きなんだ。」
この会話では、Bさんが「うんうん」や「うん」を使って、Aさんの話に共感しつつ、さらに話を聞きたいという意思を示しています。
「うんうん」は特に、話が続く中で相手に対する理解と関心を表すのに効果的です。
これは一番よく使いますね。
きっとみなさんも使っているかもしれませんね。
それから2つ目
「そうなんだ」「へー」です。
意味は、驚きや興味を示すあいづちで、相手の話に共感したり、新しい情報を受け入れたりする時に使います。
使い方は、相手が何か新しいことを話した時に「そうなんだ」と言ったり、少し驚いたように「へー」と言うと良いでしょう。
へーっ!そうなんだ!と重ねて言う時もあります。
もっと驚いている感じがします。
じゃあ、ここで会話の例を見てみましょう。
カフェでの友人との会話です。
AさんとBさんが話しています。
A:「昨日、新しいカフェに行ったんだ。」
B:「へぇー、どんな感じだった?」
A:「とてもおしゃれで、コーヒーも美味しかったよ。」
B:「そうなんだ、いいね!」
この会話では、Bさんが「へぇー」や「そうなんだ」というあいづちを使って、Aさんの話に興味を持っていることを示しています。
それから3つ目
「なるほど」「ああ、そうか」です。
意味は、相手の説明や意見に対して理解を示すあいづちです。
使い方は、相手の話が分かった時や、納得した時に「なるほど」や「ああ、そうか」と使います。
それでは会話例を見てみましょう。
仕事のミーティングでの会話です。
AさんとBさんが話しています。
A:「このプロジェクトの進行が少し遅れているんですが、どうしましょうか?」
B:「うーん、そうですね。もう少しメンバーを増やして、対応するのはどうでしょうか。」
A:「なるほど、それは良い考えですね。」
Bさんは「うーん」と考える時間を持ちながら、Aさんの提案を受け入れています。
そして、Aさんは「なるほど」と理解を示しています。
それから4つ目
「そうそう」「そのとおり」です。
意味は、相手の意見や考えに強く同意する時に使います。
使い方は、相手が自分の意見と一致することを言った時に、「そうそう」や「そのとおり」と言って同意を示します。
それでは会話例をみてみましょう。
日本文化についてのディスカッションです。
AさんとBさんが話しています。
A:「日本の祭りには、たくさんの種類がありますよね。」
B:「そうそう、特に夏の祭りは盛り上がりますね。」
A:「ええ、花火大会なんか特に有名です。」
B:「そのとおり、花火は一番の見どころですよね。」
Bさんは「そうそう」や「そのとおり」を使って、Aさんの意見に強く同意しています。
それから5つ目
「ふーん」「うーん」です。
意味は、迷いや不確実な気持ちを表すあいづちです。
相手の話に対して即答せず、少し考える余地がある場合に使います。
使い方は、例えば、少し考えさせられる話を聞いた時に「ふーん」と言って反応します。
「うーん」と言ってから自分の考えを述べることもあります。
それでは会話例をみてみましょう。
仕事のミーティングでの会話です。
AさんとBさんが話しています。
A:「新しいプロジェクトについて、リーダーを誰にするか迷っているんです。」
B:「ふーん、具体的に誰が候補になっているんですか?」
A:「田中さんか佐藤さんが良いかなと思っているんですが、どちらも経験豊富で決めかねていて…。」
B:「うーん、そうですね。どちらも良い選択肢ですが、チームのバランスを考えると田中さんが適任かもしれませんね。」
この会話では、Bさんが「ふーん」や「うーん」を使って、Aさんの話を受け止めつつ考えを巡らせている様子を表しています。
「ふーん」は話を聞きながら情報を整理している感じ、「うーん」は少し迷っているけど、考えているというニュアンスを伝えています。
あいづちは非常に便利ですが、使い方には注意が必要です。
どんなことに注意するかというと
まず1つ目は、適度な頻度で使うということです。
あいづちを多用しすぎると、相手に不自然な印象を与えることがあります。
適度な頻度で使うようにしましょう。
うん、うんうん、うん、うんうんとなんども言われると逆に話しづらくなりますね。
それから2つ目は、相手の話をよく聞くということです。
あいづちは、相手の話をしっかりと聞いていることが前提です。
ただ反射的に使うのではなくて、相手の話の内容に合ったあいづちを選びましょう。
それから3つ目は感情を込めるということです。
単に言葉を発するだけでなく、声のトーンや表情を工夫して感情を込めると、より自然で効果的なあいづちになります。
例えば驚いている時は「へーっ!そうなんだ!」みたいな。
はい、今回は、あいづちの使い方についてお話ししました。
あいづちをうまく使うことで、日本語の会話がよりスムーズで楽しいものになります。
ぜひ、今日学んだあいづちを日常の会話で実践してみてくださいね。
今日はここまでです。
ほなまたね!(じゃあまたね)
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