Script(Japanese)
*If you want to see Hiragana please watch my YouTube
みなさんこんにちは、みきこです。
私のPodcastを聞いてくれてありがとうございます。
このPodcastは日本語勉強中の方向けにお届けしています。
日本の文化や、私が日々の暮らしから感じていることや体験したことなどを日本語で話しています。
スクリプトはホームページに無料で公開していますのでよかったらそちらも見てくださいね。
はい、ということで今日は逆カルチャーショックについて話したいと思います。
逆カルチャーショックって聞いたことありますか?
リエントリーショックと言ったりもします。
まあ、「逆」と言っているのでなんとなく想像できるかもしれませんが・・・
逆カルチャーショックとは、一定期間生活をしていた異文化から元々いた文化圏に戻った後に起こる心理的・身体的ストレス反応のことです。
ようは外国にしばらく住んで、帰ってきたら起こる衝撃のことです。
この逆カルチャーショックについては、日本語教師の学校で勉強したんですが、自分の国に戻ってきたのにそんなことある?って当時は思っていました。
でもこれ、あるんですよ。
カルチャーショックは、ある程度覚悟して異文化圏に行くのでまだショックはそれほど大きくないみたいですが、自分の国に戻った時の逆カルチャーショックの方が大きいそうです。
もちろん、人によって違いますよ。
逆カルチャーショックの程度は、異文化にどれだけ慣れ親しんでいたかによって変わると言われています。
そもそも人は変化に弱い生き物ですから。
人は安定を好みます。
せっかく慣れ親しんだ土地から、自国とはいえ、またその国の文化に適応しなければなりませんからね。
良い変化でも悪い変化でも、人は変化に対して多少のストレスを感じるみたいです。
外国に行くと、自分の意思で異文化に飛び込んでいくので最初は楽しい!ってなります。
まあ、もちろんですよね。
でも、少なからずとも、カルチャーショックを受けて、それを受け止めて、気持ちが安定していくという流れがあります。
無意識にやっている人もいれば、意識的に適応しようと思っている人もいると思います。
そしてしばらく安定していたところから、また自分の文化圏に戻る。
自分の文化とは言えどもまた変化を伴いますからね。
そりゃー多少はストレスがかかりますよね。
だって、自分だって以前の自分ではなくて、異文化に適応して、安定したところから自分の国に戻ってくるんですから。
私は日本に帰りたい気持ちがあったので逆カルチャーショックはほぼありませんでした。
市役所での親切な対応や、学校の手厚い対応に感動していました。
あっ、でも日本に帰国してはじめて電車に乗る時にちょっと嫌な思いをしました。
電車の切符を買おうとして、券売機の近くに行って、金額を調べていたら、「並んでるんですけど!」って列に並んでいる人から怒られてしまいました。
後ろを振り返るといくつか列があって、みんな並んでいました・・・
悪気はなかったんですが、すっかり忘れていて・・・
色のテープが地面に貼られていて、電車の切符を買うための列の指示が書いてありました。
そんなに怒る??って思いましたが、みんな急いでるからそりゃ怒るよね・・・って納得しました。
その後はどこへ行っても列がないか確認しています。
昔はね、インドネシアのトイレで順番にならんでいたら、後ろからどんどん抜かされて、「えーっ!」って思ったことがあるんです。
あと、市場で買い物する時も積極的に前に出ないといつまでも会計ができないんです・・・
だからガツガツ前に出るようにしていたんですが、それが日本は逆ですからね。
今は、どこに行っても並ぶことを意識しています。
それからもう一つはエスカレーターで左側に立っていたら急いでいる人に舌打ちされてしまいました。
舌打ちというのは「チッ」という舌を鳴らす音です。
舌打ちとは、不快な気持ちを表す動作の一つです。
大阪は右側が止まる人、左側が歩く人なんです。
そんなこともすっかり忘れて思いっきり左側でのんびり立っていました!
すみません・・・って優しく声をかけてくれたらよかったのに・・・
急いでいてイラッとしたんでしょうね。
日本に帰ってきて怒られたのはその2回かな。
ちょっとずつ日本の感覚を取り戻してきています。
日本人は「ルールを守りましょう」っていうことを小さい時から学びます。
ですので、ルール違反をすると厳しい目でみられるんですね・・・
まあ、もちろんこれも人によって違うと思いますが。
私の場合はたまたま忙しい時間で厳しい人に出会ってしまったのかもしれませんね。
まあ、この逆カルチャーショックについてはそんなに大きな影響はありませんでした。
私、個人的にはね。
以前からそういう知識があったからかもしれません。
それから、私自身が文化の違いについてニュートラルに受け止められるということもあるのかもしれません。
どっちがいいとか、悪いとかではなく、その国によってただ違うというだけ。
そして、私はこの違いが結構好きなんですよねー。
この国はこうだけど、あの国はまた違う、みたいなね。
国だけではなくて、家庭環境もそれぞれ違いますからね。
私が日本語教師をしているのもいろんな違いを体験できるからです。
オンラインだと本当にいろんな国の人と繋がれますからね。
いろんな国の人の話を聞いて楽しんでいます。
はい、ということで今日はここまでです。
今日は逆カルチャーショックについて話しました。
最後まで聞いてくれてありがとうございました。
ほなまたねー!(じゃあまたね)
Contact Form
質問や仕事の依頼など問い合わせはこちらからどうぞ。
Feel free to send any questions or job requests through this form.
コメント