Japanese Podcast EP63 よくつかう畳語

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みなさんこんにちは、みきこです。

私のPodcastを聞いてくれてありがとうございます。

このPodcastは日本語勉強中の方向けにお届けしています。

日本の文化や、私が日々の暮らしから感じていることや体験したことなどを日本語で話しています。

スクリプトはホームページに無料で公開していますのでよかったらそちらも見てくださいね。

はい、ということで今日のテーマは畳語についてです。

以前、学生がバイクでこけて怪我をしたんです。

そして、学生は、その時の写真を見せてくれました。

そしたらもう痛々しくて見られませんでした。

えっ??先生、「痛々しく」はなんですか?って聞かれたんです。

この「痛々しい」というのが畳語です。

意味は気の毒で見ていられないほど可哀想なことを表します。

畳語って聞くと何?って思うかもしれませんが、みなさんも知らず知らずに使っていると思いますよ。

あっ、今出てきた「知らず知らず」も畳語なんですよ。

知らず知らずというのは、自分では意識しないうちに、という意味です。

畳語とは、複合語の一種で、2つ以上の語が組み合わされて作られた言葉のことです。

「物を折り返して重ねる」という意味を持つ「畳む」という言葉が元になって作られた言葉だそうです。

ですので、畳語は同じ言葉を繰り返して作る言葉です。

人々とか時々とかまだまだとか・・・

この辺りの言葉は聞いたことがあるんじゃないかな?って思います。

おなじ言葉を2回くりかえすことで、意味を強調したり、複数あることを表したり、繰り返しを表したりします。

2回繰り返すと聞いてオノマトペとは違うの?って思った人はいませんか?

「オノマトペ」とは、聞こえる音や声、それから事物の状態などを言葉で表したものを言います。

例えば雨がザーザー降る、のザーザーは音ですよね。

一方、畳語は同じ単語や意味のある言葉を繰り返します。

「時々」は同じ単語を繰り返していますよね。

それから知らず知らずは意味のある言葉を繰り返していますね。

はい、畳語ってたくさんあるんですが、今日はその中でも日常生活でよく使うものをいくつか紹介したいと思います。

例えば、日本で友達とレストランに行って、会計を割り勘にしたい時、店員さんに「お会計は別々でお願いします」と言ったり「お会計は別々にできますか?」と聞いたりします。

別々とはそれぞれに分けることです。

日本では会計を割り勘にすることが多いので「別々」はよく使います。

それから「嫌々」もよく使いますね。

子供に家事の手伝いをお願いして嫌そうに手伝っていたら「嫌々するんだったら手伝わなくてもいい!」って、言ったりしますね。

やりたくない仕事を嫌々することはありませんか?

嫌々とは嫌だと思うことです。

嫌々と少しにている言葉で渋々と言う言葉もあります。

「人の仕事を渋々引き受けた。」

これは気が進まないまま、しかたなく行う様子です。

社会人になると渋々何かすることもありますよね。

はい、それから一番最初に話した「痛々しい」のように形容詞の畳語も紹介したいと思います。

「図々しい」なんかはよく使いますね。

聞いたことありますか?

例えば、何も買う気がないのにスーパーの試食コーナーで次から次へと食べるのは図々しいですね。

図々しいとは、自分勝手に振る舞い、他人に迷惑をかけても気にしないことです。

みなさんの周りに図々しい人はいませんか?

それからスーパー繋がりで言うと、野菜コーナーで今日とれたての産地直送のきゅうりを買ったとします。

そんな時、食べてみると瑞々しくてとてもおいしかったです!

みたいな感じで「瑞々しい」を使います。

瑞々しいとは新鮮で生き生きしてる様子を表す時に使います。

新鮮な野菜とか果物を食べた時の感想によく使います。

それから初々しいなんかも使うかな〜

例えば、新しい職場に入って、ドキドキしながら自己紹介をしている後輩を見て「初々しいね〜」なんて先輩が後輩に言ったりします。

 「初々しい」は、経験が少なくて、純粋でかわいらしい様子を表します。

初めて何かをしている様子をみた先輩が「初々しいね〜」ってよく使います。

はい、それから今度は動詞です。

最初にちらっと出てきた「知らず知らず」は動詞の畳語です。

他には「生き生き」とか「恐る恐る」なんかはよく使うかな〜。

私はダンスをしている友達がいるんですが、舞台の上では本当に生き生きしていて、ふだんとは全然ちがうんです。

まるで別人です、すごくかっこいいです。

「生き生き」とは元気で活発な様子を表します。

私は海外に行くのが好きなので、海外に旅行に行った時とか、海外で生活している時とかは生き生きしていると思います。

みなさんはどんな時、生き生きしていますか?

それから「恐る恐る」は怖がりながら、ゆっくり行動する様子を表します。

昔、誰もいないはずの部屋から物音がしたので恐る恐るドアを開けたらネズミでした!

誰もいないはずのところから物音がすると怖いですよね。

そんな時に恐る恐るを使います。

紹介したい言葉はまだまだありますが、キリがないので今日はここまでにしておきます。

普段からPodcastで知らず知らず畳語を使っていると思います。

このPodcastではできるだけ普段から使っている言葉を使うようにしているので、みなさんの役に立てると嬉しいです。

初級で習う「痛そうですね」もいいですが、「痛々しいですね」を使えると表現の幅も広がりますよね。

はい、ということで今日はここまでです。

最後まで聞いてくれてありがとうございました。

ほなまたねー!(じゃあまたね)

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