Script(Japanese)
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みなさんこんにちは、みきこです。
私のPodcastを聞いてくれてありがとうございます。
このPodcastは日本語勉強中の方向けにお届けしています。
日本の文化や、私が日々の暮らしから感じていることや体験したことなどを日本語で話しています。
スクリプトはホームページに無料で公開していますのでよかったらそちらも見てくださいね。
はい、ということで今日は笑い方のオノマトペについて話したいと思います。
前回のPodcastで「クスッと笑う」というお話しをしましたよね。
4コママンガの4コマ目にはクスッと笑えるオチがくるっていう話ね。
前回のおさらいですが、クスッと笑うというのは、小さく控えめに笑うことです。
思わず笑ってしまうような、微笑む感じの笑いです。
大声で笑うのではなくって、音を抑えて軽く笑うニュアンスがあります。
例えば、友達が冗談を言ったときなんかに使えますよ。
・彼のジョークを聞いて、思わずクスッと笑ってしまった。
みたいな感じで使えます。
はい、みなさんは、日本語の「笑い」に関するオノマトペをいくつ知っていますか?
「クスッと笑う」「ニコニコ笑う」「ゲラゲラ笑う」など、いろんな表現があります。
これらが使えると笑いに関する表現力も豊かになります。
みなさんが笑い方のオノマトペを使えるように、それぞれの違いや使い方について詳しく説明していきますね。
雨のオノマトペや、動物の鳴き声のオノマトペなど、オノマトペについては過去のエピソードでも何度かお話ししています。
よかったらそちらもあわせて聞いてみてくださいね。
はい、まずはじめに、今日はそもそもオノマトペって何?っていうところから改めて話しますね。
知ってるよ!という方はタイムスタンプのところからここをスキップしてください。
オノマトペとは、音や動きを表す言葉のことです。
日本語にはとても多くのオノマトペがあります。
日本語のオノマトペは、大きく分けて「擬音語」「擬態語」の2種類があります。
擬音語は、実際に聞こえる音を表す言葉です。
例えば、雨が降る音は「ザーザー」、風が吹く音は「ヒューッ」、お腹が鳴る音は「グーグー」という感じですね。
一方で、擬態語は、音がない動作や感情を表す言葉です。
例えば、ニコニコ(微笑んでいる様子)、ドキドキ(緊張している様子)、ワクワク(楽しみにしている様子)などがあります。
これは実際に音は発生してないですよね。
笑いのオノマトペは、基本的に擬態語に分類されます。
日本語のオノマトペは、感情をより具体的に伝えるために使われることが多くて、会話の中でとても役立ちます。
例えば、「彼はニコニコしていた」と言えば、単に笑顔でいたことが伝わるだけではなくて、穏やかで楽しそうな雰囲気までも伝わります。
日本語のオノマトペはバリエーションが本当に豊富です。
同じ「笑う」という動作でも、笑い方やシチュエーションによって使い分けることができます。
「クスッ」は静かに小さく笑うとき、「ゲラゲラ」は大声で豪快に笑うとき、「ニヤニヤ」は意味深な笑い方をしているときに使います。
それでは、さっそく代表的な笑い方のオノマトペを紹介していきますね。
はい、まずは ニコニコです。
「ニコニコ」は、声を出さずに優しく微笑むときに使います。
楽しい気持ちや嬉しい気持ちを表すときにぴったりの表現です。
例えば、彼女はプレゼントをもらって、ニコニコしていた。
これは、彼女がプレゼントをもらって嬉しくて笑顔になっていることが想像できます。
それから、彼はニコニコしながら私に近づいてきた。
これは大好きな彼女が前の方から自分の方にやってくるので嬉しくて笑顔になっているんだろうなって想像できます。
はい、では次はゲラゲラです。
「ゲラゲラ笑う」とは、 大きな声で豪快に笑う ことです。
笑いを抑えずに、 お腹を抱えて大声で笑うイメージがあります。
こんなニュアンスがありますよ。
- とてもおもしろいことがあって、大笑いする
- 遠慮せずに大きな声で笑う
- 周りにも笑いが伝わるような明るい笑い方
「ゲラゲラ笑う」は、 思わず声を出して笑ってしまうような場面でよく使われます。
おもしろい話やギャグを聞いたとき、コメディ番組を見たとき など、自然に大声で笑う場面でよく使います。
例えば、娘は隣でコメディ映画を観ながら、ゲラゲラ笑っている。
これは、コメディー映画がめっちゃ面白いんでしょうね。
横でゲラゲラ笑っていたら私も見たくなります!
はい、それからクスクスです。
「クスクス」は、「クスッ」と似ていますが、少し違うんですよ。
控えめな笑い方ですが、「クスッ」と違い、 少し長く笑い続けるイメージがあります。
それから、「クスクス笑う」は、 声を抑えてこっそり笑う 場面や、 ちょっとおかしいと感じたときに軽く笑う場面でよく使われます。
また、 こそこそと笑うというニュアンスが含まれることもあって、ときには 人をからかうような笑いやヒソヒソ笑いのように受け取られることがあります。
例えばこんな風に使います。
・彼の失敗を思い出して、クスクス笑ってしまった。
これは、彼が面白いことを言ったのを思い出して、静かに続けて笑うようなイメージです。
はい、それからさっきちらっと出てきた「ヒソヒソ笑う」についてです。
「ヒソヒソ笑う」とは、 周りに聞こえないように小さな声で笑うことを表します。
「ヒソヒソ」は、 小声で話すという意味もあるので、「ヒソヒソ笑う」はこっそりと控えめに笑うことを表します。
ニュアンスとしては
- 周りに気づかれないように笑う
- こっそりと秘密の話をして笑う
- 何かをからかうように笑う
という感じです。
「クスクス笑う」と似ていますが、「ヒソヒソ笑う」にはひそひそ話すように笑うというニュアンスがあります。
ですので、陰でこそこそ笑うという印象を与えることもあるので、使う時は注意が必要です。
例えばこんな風に使います。
・電車の中で、後ろの席の人がヒソヒソ笑っていて気になった。
これは、後ろの席の人がもしかして私のことをみて笑ってるんじゃないかな?って気になっている様子ですね。
ヒソヒソ笑うのは、こんな風に相手に不快を与えることがあるのでやはり注意が必要ですね。
はい、それからニヤニヤ笑うです。
「ニヤニヤ」は、ちょっと怪しい笑い方です。
何かをたくらんでいるときや、何かを思い出して、一人で笑うときに使います。
例えばこんな風に使います。
・彼は面白いことを考えているのか、一人でニヤニヤしていた。
これは、彼が何か面白いアイデアでも浮かんで企んでるのかな?という感じがしますね。
はい、次は「ハハハと笑う」です。
「ハハハ」は、普通に笑うときの表現です。
英語の「Ha ha ha」と同じです。
こんな感じで使います。
・ 彼の冗談を聞いて、みんなハハハと笑った。
それから「ワハハ」もあります。
「ワハハ」は、「ハハハ」よりも大きく笑うときに使います。
楽しそうに笑っているイメージですね。
こんな感じで使います。
おもしろい話を聞いて、彼はワハハと笑った。
これは、「ハハハ」と違って大きな声で楽しそうに笑っているのが伝わってきます。
はい、それから「へらへら笑う」です。
「へらへら」は、ちょっとバカっぽく笑うときに使います。
真剣な場面なのに笑ってしまうときや、適当にごまかすときにも使います。
これを使って学生に怒ったことがありました・・・
授業中おしゃべりをしていて注意したらヘラヘラ笑っていたので、「へらへら笑いません!」っていいました。
へらへらごまかし笑いをしたからですね。
あんまり使いたくないけどクラスの学生に対して時々使いますねー。
はい、それから最後に、あんまりつかいませんが「ふふふ」とか「うふふ」という笑い方もあります。
小説なんかではよく使われているかもしれませんね。
「ふふふ」は、落ち着いた感じの笑いです。
ちょっと大人っぽい雰囲気の笑い方です。
例えばこんなふうに使います。
・彼女は手紙を読んで、ふふふと微笑んだ。
それから「うふふ」は、ちょっとかわいい笑い方です。
女性が楽しいことを考えたり、嬉しくなったりしたときによく使います。
例えば、 新しい服を買って、彼女はうふふと笑った。
みたいな感じですね。
はい、こうして見ると、日本語には笑い方を表すオノマトペが本当にたくさんありますね!
オノマトペを使うことで、日本語の会話がもっと自然で楽しくなりますのでよかったら使ってみてくださいね。
こんな使い方でいいのかな?あってるのかな?と質問があったらいつでもコメント欄に書いてくださいね。
はい、では今日はここまでです。
最後まで聞いてくれてありがとうございました!
ほなまたね!(じゃあまたね)
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