Japanese Podcast EP40 日本人の12月の過ごし方

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Script(Japanese)

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みなさんこんにちは、みきこです。

私のPodcastを聞いてくれてありがとうございます。

12月っていうのに相変わらずのんびり暮らしている私です。

みなさんはいかがお過ごしですか?

12月の日本といえば「気忙しい」(きぜわしい)というイメージです。

「気忙しい」この言葉知ってますか?

気が忙しいと書いて気忙しい。

本当に忙しいかは別として、漢字を見ての通り、気持ちが忙しい感じですね。

あれしないと…これしないと…と、落ち着いていられない様子です。

それが12月かな。

12月の和風月名(わふうげつめい)は師走です。

この「師」というのは、僧侶のことを表しているみたいです。

年末はご先祖様の供養や、一年間の反省をする仏名会(ぶつみょうえ)などの法要で、僧侶は大忙し!

ですので、「師」のようにいつもは落ち着いている人でも、12月は「走」り回るほど忙しい月だということで、12月が「師走」と呼ばれるようになったそうです。

でも、僧侶にかかわらず、実際に12月を見てみると行事がたくさんあって忙しいんですよ!

クリスマス、新年の準備、忘年会、大掃除、仕事納めのための仕事、冬休み。

こんな感じかな?

今、街はクリスマスのイルミネーションでクリスマス気分じゃないかな?

でも、クリスマスが終わった!って思ったら今度は新年の準備をしなければならないんです。

私が住んでいるインドネシアでは2月ぐらいまでクリスマスツリーがおいてありますよ。

最初はカルチャーショックでした!

日本は新年の飾り付けをしないといけないので、すぐにクリスマスツリーを片付けるんですよね。

スーパーなんかもクリスマスが終わると一気に新しい年を迎える準備に入ります。

お正月に食べるおせち料理なんかも少しずつ出てきます。

お母さんがよく年末年始におせち料理を仕込んでいました。

昔は三が日はどこのお店もしまっていましたからね。

三が日とは1月1日、2日、3日のことです。

今では休みなくスーパーもコンビニも開いてますけどね。

新年の準備は今話したおせち料理の準備、門松、しめ縄、鏡餅の準備、そして気持ちよく新年を迎えられるように大掃除をします。

おせち料理、門松、しめ縄、鏡餅などについては、新年についての別のPodcastで話しますね。

今日は師走についてなので、話を戻します。

大掃除は家庭によって違うと思いますが、私はだいたい3日間ぐらいかけてやっていました。

電気の上のほこりや、換気扇や窓など、日常生活であまり掃除しないところまで全部掃除します。

結構しんどいんですけど、これをするとすごく気持ちい新年を迎えられるような気がします。

まあ、文化なんでしょうね。

1年のほこりをはらって、新年を迎えます。

それから、12月といえば忘年会!

忘年会とは「その年の苦労を忘れるために年末に催す宴会」です。

漢字の通り、今年1年の苦しかったことや嫌なことを忘れて、新しい気持ちで次の一年を迎えることを目的とした食事会や飲み会のことです。

なんか大掃除と共通するところがありますね。

過去は一掃して新しい年を迎えよう!ってことですね。

新しい年に過去は引きずらないのは大切ですね。

それから、日本では年末年始休暇があります。

学校でいうところの冬休みです。

長期休暇に入るための仕事の追い込みがここであります!

まあ、これも会社によると思うんですけどね。

あーっ!なんかこれだけ12月のことを話しているとめっちゃ忙しいなーって思っちゃいます。

でも、このバタバタした感じも私は好きです。

新しい年を迎えるんだなーって感じがします。

インドネシアに住んでいるとそれを感じられないのが残念です。

日本にお住まいのみなさんは忙しさを感じていますか?

はい、最後に和風月名について話して終わろうと思います。

最初に師走は和風月名だといいました。

きっと他の月のことも気になっていますよね?

1月から11月まで和風月名と意味について話しますね。

1月は 睦月(むつき)です。

「睦」は「親睦(しんぼく)」の睦で、家族や親戚が集まって、新年を祝う月という意味です。

新しい年の始まりに、みんなが仲良くする様子を表しています。

2月は如月(きさらぎ)です。

「如月」は「衣更着(きさらぎ)」とも書き、寒さが厳しくなり、さらに衣服を重ね着する月を表しています。

他に、草木が芽吹き始める「生更(きさらぎ)」から来ているという説もあるそうですよ。

3月は 弥生(やよい)です。

草木がいよいよ生い茂る月という意味です。

「弥」は「いよいよ」という意味で、「生い」は草木が生い茂ることを指します。

4月は 卯月(うづき)です。

「卯の花(うのはな)」が咲く月という意味です。

卯の花は初夏に咲く植物で、春から夏に移り変わる季節感を表しています。

5月は皐月(さつき)です。

「皐」は「早苗(さなえ)」、つまり田植えのことを指します。

田植えが始まる月という意味です。

「さ」は田んぼを表す古語です。

6月は水無月(みなづき)です。

「無」は「の」を意味する古語で、「水の月」という意味です。

この月は梅雨が明け、水田に水を張る季節でもあります。

7月は文月(ふみづき)です。

そろそろ田んぼに植えた稲の穂が実る時期です。

稲の穂が実る月ということで、「穂含月(ほふみづき)」

「ほ」がなくなって「文月」と呼ばれるようになったそうです。

8月は葉月(はづき)です。

「葉が落ちる月」という意味です。

木々の葉が色づき、少しずつ秋の訪れを感じさせる季節です。

9月は長月(ながつき)です。

「夜が長くなる月」という意味です。

秋の夜長を楽しむ季節を表しています。

以前秋をテーマにしたPodcastで「読書の秋」なんて話もしましたね。

9月は秋の夜長を楽しみます。

10月は神無月(かんなづき)です。

この時期は日本全国の神様たちが、いまの島根県にある大きな神社出雲大社に集まります。

各地の神々が留守になる月なので、「神無月」と呼ばれるようになりました。

逆に出雲地方では「神在月(かみありづき)」と呼ばれているそうです。

11月は霜月(しもつき)です。

霜が降りる季節という意味です。

寒さが厳しくなり、冬の始まりを感じる月です。

そして12月は先ほど説明した師走です。

はい、和風月名は旧暦の季節や行事に合わせたものです。

現在の暦でも使用されることはありますが、現在の季節感と若干のずれがあります。

普段の生活ではあまり使うことはありませんが、季節感を伝えたい時や、ビジネスメールなどで使うことがあります。

知識として知っておくと、どこかで聞いた時に「あっ!それ知ってるー!」って思えるかもしれませんね。

はい、ということで今日はここまでです。

最後まで聞いてくれてありがとうございました。

ほなまたね!(じゃあまたね)

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